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チョン・ミョンフン指揮NHK交響楽団@NHKホール 2011.2.5(土)
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ジュリアン・ラクリン(vl) ベルリオーズ:幻想交響曲

 この顔ぶれ、この曲目、けっこうお客さん入ってた(よね?)。前半のベートーヴェン、やはり予想通り、ラクリンのソロはひとつひとつの旋律を全く同じようには弾かないという丹念なもの。オケを見ながら、息を合わせながらロマンティックに弾く。それでもやはり、この長大かつ繰り返しの多い第1楽章をいかに弾くかというのは、難しそうだなあ。そして、オケは伴奏だけに終始せず、全体を通して短調に変わる場面での語り口や、第2楽章の冒頭など、わわわわと思うほど情感豊か。どちらかというと弦がモノトーンな印象だったのに、いつも聴いてたオケと違う。
 これは期待できるぞと思って聴いた後半ですが、これはですね~。感動した!!
 一言で言ってしまうと簡単なのですが、まず弦の低音はバリバリといった音色で、陰鬱な感じがこの曲にふさわしい。そしてまた短調に変わるときの弦を中心とした旋律が、情感たっぷりで、物寂しい、悲しい気分にさせられた。チェロの硬い音も納得。美しい演奏なんだけど、美しいだけの音だと曲と合わないように感じてしまったNYフィルの演奏とは、全く違っていました。オーケストレーションが巧みな曲というのもありますが、各パートがひとつの旋律に合わさって、やりたいことが明確で、コントロールも効いて、ほぼ隙がない。第一楽章、最終楽章の終わりは、涙がにじむ程。
 指揮者の高名な世の評判はさておいて、体験という意味では、初めて聴いた指揮者でしたが、なんという才能!あの第一楽章のすばらしさといったら・・・!
2/4 BS-hi エレーヌ・グリモー ピアノ・リサイタル ※今月収録された来日公演。
2/6 BS2 ベルリン・フィルのジルヴェスター・コンサート
※今月放送されたものを見ましたが、プログラムも、ソリストも、演奏も、はじけるような楽しさ!
2/19 BS-hi ルツェルン音楽祭 マーラーの交響曲第9番 アバド指揮
2/20-24 BS-hi メトロポリタン・オペラ5夜連続 ばらの騎士、カルメン、シモン・ボッカネグラ、ハムレット、アルミーダ ※カルメンは、ライブビューイングで鑑賞したガランチャ&アラーニャの公演。
季節柄、シンプルショートケーキ(18cm)
20101225ケーキ

12/27 BS-hi 庄司紗矢香(vl)
12/28 〃 ギル・シャハム(vl)
1/1 教育 19:00 ウィーン・フィル ニュー・イヤー・コンサート ←LIVE
1/3 教育 19:00 ニュー・イヤー・オペラ・コンサート
1/8 BS-hi 20:00 ミラノ・スカラ座公演 歌劇「椿姫」 ゲオルギュー+ヴァルガス+フロンターリ
1/10 BS2 0:50 フルトヴェングラーの「ドン・ジョバンニ」
1/17~20 BS-hi 22:00 スカラ座 「ランスへの旅」「ドン・カルロ」「マリア・ストゥアルダ」「アイーダ」
1/22 BS-hi 22:00 ベルリン・フィル・ジルヴェスター・コンサート ←放送日ってこんなに遅かった?ドゥダメル指揮、E・ガランチャが登場!正式にコンマスとなった樫本さんも登場するでしょう。
マルタ・アルゲリッチ セレブレーションズ 2010@すみだトリフォニーホール 12/1(水)
マルタ・アルゲリッチ[ピアノ] クリスティアン・アルミンク[指揮]新日本フィルハーモニー交響楽団
シューマン/ピアノ協奏曲第1番 イ短調 ラヴェル/道化師の朝の歌 ピアノ協奏曲 ト長調
encore ラヴェル/ピアノ協奏曲 ト長調より第3楽章 シューマン/子供の情景より“見知らぬ国” シューマン/幻想小曲集より“夢のもつれ”

 アルゲリッチのCDは、ひょっとすると、今まで聴いたピアノのCDで、いちばん聴いているかもしれません。リリースの数も多いし。でもLiveは聴いたことありませんでした。今回、最初で最後かもと思い、行くことにしました。
 シューマンのコンチェルトは、映像もCDもお気に入りのひとつです。Liveはこれまで聴いてきたように、自由奔放でデリケートでダイナミック。CDと最も違うなと思ったのは、楽章のフィナーレへ入るところの盛り上げ方。オケも一体となったエネルギーが感じられるような集中力で、これはLiveでないと体感できないでしょう。
 ラヴェルは、さらに自由奔放で、いろいろな音を出すし、ひょうきんな曲にぴったり。そしてあの運指に目が離せなくなりました。両手が交差するところの左手の単音は指一本で弾いているのですね。驚いたのは、第2楽章。弦の和音に木管が旋律をつなげ、儚げなピアノのトリルになるところ、オケにちりばめられたピアノの音に、舞い降りる雪の結晶ような、風の通り過ぎる草原のような、海原のような幻想がふと湧いて、気づいたらピアニストではなく、正面のパイプオルガンを見据えてしまいました(目がすわってたかも)。実は前半のシューマンでは、ちょっと視界の妨げになるモノがありまして・・・でも、このときは聴覚と想像力が忙しくて、もはやピアニストを見ていなかったのです。この曲の第2楽章を、初めてすばらしいと思えた瞬間でした。
 最初で最後かも、と言いながらも、終わってみれば、チャンスがあればまた聴きたい、と思う自分がいました。こんな一般人を大いに満足させるのだから、やはりこのピアニストは、天才なのかもしれません。

 今日の席は3階だったのですが、前半、最前列に前に乗り出している人がいて、片目でしかソリストが見えませんでした。でも、自分が乗り出すと今度は後ろの人が見えなくなるんだよな。。。というわけで、ちょっと集中力がそがれました。係の人に注意してもらおうかと思っていたら、後半の直前に、実際に係の人が最前列の近くに来て客席に向かって、「後ろの席の人の視界の妨げになってしまうことがあるので」前方に乗り出さないように言っていました。申し入れた人がいたみたい。1万○千円も払って、この視界はしょぼ過ぎる、と思ってしまうし、ぜひ前に乗り出して座らないことが浸透してほしい。
ニコラウス・アーノンクール指揮ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス@NHKホール 10/24(日)
ミサ曲 ロ短調 BWV232(バッハ)【出演】(ソプラノ1)ドロテア・レシュマン(ソプラノ2)エリーザベト・フォン・マグヌス(アルト)ベルナルダ・フィンク(テノール)ミヒャエル・シャーデ(バス)フロリアン・ベッシュ(合唱)アルノルト・シェーンベルク合唱団

 アーノンクールの来日は3度目だったでしょうか。2度目の来日が2~3年前で、それが40年ぶりだったような。高齢で飛行機も苦手らしいから、最後の来日の可能性もある、と勝手に思い、聴きに行くことにした。実際、最後の来日と答えていたみたい。
 宗教的な曲だけど、音楽の語りかけに聴き応えがある。アルノルト・シェーンベルク合唱団の歌唱は、タクトにぴたりと反応し、心地よい空間を生み出す。オペラ(映像)で見たことのあるレシュマンとシャーデをよく聴こうと思っていたのに、つい忘れてしまった。古楽器の演奏は、聴き慣れてはいなくて、ちょっとハードな感じの音。途中、ホルンに、「ええ?(難しいのかなー?)」と思わされてしまい、おかげでそのときは眠気が覚めました。でも指揮者はテンポを緩めたりなんかしないのですね。後半、ホルンの席は空席になっていたけど、出番はなかったのでしょーか。雑誌にあるように、果たしてこれがスタンダードなのかな?時間を置いてまた確認してみたい。新聞に、氏の持論として「究極の美は破滅の一歩手前にこそ宿る。」と載っていました。真に美しい音色を紡ぎ出すには、醜い音を出すリスクを恐れてはならない、ということのようです。
 ところで、この日、後半が始まる前に、2階真ん中の最前列に着席するところを見てしまいました!それは・・・グループ会社の副しゃちょーでした。以前、当社のボスだったもので見覚えが。。。どうしてそんないい席を・・・?まあ、いいいか。ちなみに、TVで解説をしていた評論家の方は、2階中央端の最前列に着席していました。
 さて、来年と再来年の年明けは、ベートーヴェンのコンチェルトを聴きに行くことに決めています。来年はJ・ラクリン、再来年はセルゲイ・ハチャトゥリアンです。
 最近youtubeを検索してみたら、以前upされていたセルゲイのショスタコーヴィチNo.1がなくなっていました。熱演なのに精巧無比で、名演と思いました。随分前(数年前?)のベートーヴェンのコンチェルトの練習風景はこちら。Prof. Hrachya Harutyunianのレッスンが面白いです。英語の字幕が付いているので、話しているのは英語ではないですが、両手を広げて、「Free!」「Sing!」「Try to smile!」ですから。一回、自分も言ってみたい(!)。喜びにあふれた箇所では、「Play with a smile.Can't you smile at all?」とまで言っています。意訳ですが、「ここはupbeatで弾きたいの?必要ないよ。Of course,you can, but hide it.」「同じように弾かないで。」「そこはナイフみたいにシャープにしないで。ただのfだよ。そんなにものものしくしない。」などと言っていて、こうしたレッスンが、技巧をひけらかさず歌心を大切にした演奏につながっているのかなとも思いました。
神尾真由子(Vn)&ミロスラフ・クルティシェフ(Pf)デュオ・リサイタル@サントリーホール11/7(日)
チャイコフスキー:なつかしい土地の思い出 op.42 憂鬱なセレナード ロ短調 op.26 ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第5番 ヘ長調 op.24 「春」 ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番 ニ短調 op.108 encore エルガー:愛の挨拶 op.12 クライスラー:美しきロスマリン チャイコフスキー:ワルツ-スケルツォ

 当初から変更してデュオ・リサイタルになった今回の演奏会。チャイコフスキー国際で各部門最上位入賞同士が組んだわけですが、なかなか成功したのではないでしょうか。
 スタートは、チャイコフスキーから、二人とも、このレパートリーは得意中の得意なのかも。出だしは若干抑え気味に聴こえたviolinも、やはりいつもどおり、蓋全開のピアノに引けを取らない。ピアノも、かなりはっきりと強弱をつけ、ロマンチックな音で存在感を示します。「春」も、かなり浪漫あふれる春でしたが、それでもこの二人にしては抑え目だったかも。
 steph的メインは、後半のブラームスで、第3番の第2楽章をどんなふうに弾いてくれるのか、楽しみでした。第1楽章は、ピアノとviolinが交互に音を奏でるシーンで、これ以上ないくらいかなり強い音を出した思い切った表現で、ここはこうしよう!などと二人で探求して打ち合わせした跡が見えるかのようでした。その後のフレーズもはっきりとした発音で、自分が聴き込んでいるCDは、もっとすんなりさりげない演奏なので、文章に点が付いているかのようにかなり誇張されて聴こえましたが、これはこれで納得。第2楽章は、それに比べてずっとオーソドックスでたおやかな演奏。第4楽章の冒頭の弦の響きは、ピアノとブレンドしてよい響きになっていました。マニアックかもしれませんが、この部分だけはもう少し弦がよく聴こえる方が好み。全体としては、起伏が激しく決して平凡ではないけどかなり作品の本質を伝えてくれる好演。
 アンコールのワルツ・スケルツォは、2回くらい聴いていると思いますが、もう十八番ですね。この曲での弦のつややかさ、華やかさといったらMAXだったのでは。その瞬間、ここがサントリーホールの大ホールだということを忘れそうなくらい、響きに満たされていました。まだ共演回数は少ないのかもしれませんが、度重なっていくうちに、ずっとコンビネーションもよくなるでしょう。 
イツァーク・パールマン ヴァイオリン・リサイタル@サントリーホール 10/20(水)
ロハン・デ・シルヴァ(Pf) モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ第32番 ヘ長調 K376 ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第9番 イ長調 op.47 「クロイツェル」ブラームス:「F.A.E.ソナタ」のためのスケルツォ ハ短調 WoO2 シューマン:ヴァイオリンとピアノのための幻想小曲集 op.73、ヴァイオリン名曲集(当日ステージで発表):クライスラー/プニャーニの様式によるテンポ・ディ・メヌエット クライスラー/フランクールの様式によるシチリアーノとリゴドン グルック/メロディ ブラームス/ハンガリー舞曲第一番 クライスラー/美しきロスマリン ヴィエニャフスキ/奇想曲 ニ短調 encore バッチーニ:妖精の踊り

 パールマンのCDを最初に聴いたときは、あまりの美音に、violinなんだけど、違う楽器を使ってるんだ、と思いました。セルゲイ・ハチャトゥリアンのCDを聴いたときは、violinにピアノのペダルが付いてるんだ、と思いました。←あまりに響くので。ハイフェッツのCDを聴いたときは、弾いてる人が人間じゃない・・・いや、人間業じゃないように思いました。これは解説要りませんね。激しく横にそれましたが、2007年に病気で公演中止となって払い戻しをして以来、CD上の憧れでしかなかったviolinistをようやく聴けることになりました。
 演目は、モーツァルトは毎回入っていて、クロイツェルの日と、フランクのソナタの日がありましたが、どうにもパールマンの明るい音でフランクはしっくりこないかもしれないという思いが若干あって、クロイツェルの日にしました。しかし、それは杞憂だったかもしれません。ベートヴェンはベートーヴェンだったし、モーツァルトはモーツァルトだったし、シューマンはシューマンでした。異なる作曲家の作品を、その作品ごとにすんなりと入って表現していく、それはまさに自分がイメージしていた各作品そのものでした。そしてクライスラーほかの小品たちを聴いて、ますます確信しました。米大統領の就任式のときに演奏するなど、名声はあり過ぎるくらいあるでしょうが、まさしくviolin作品と向き合ってきた人なんだなと実感しました。アンコールは、steph的にはしっとりした曲希望でしたが、バッチーニですから超絶技巧で終わったという感じでした。
 実際に聴いてみると、美音よりもむしろアプローチの方が印象に残りました。CDは過去なので、LIVEがその人の現在なのだということは言えるかもしれませんが、violinの場合はとくに実際に聴いてみないと、その人の音楽性は分からない気がします。って分かった気になるだけなんですけどね。この日は、正面で聴いていましたが、クロイツェルのときなど、いくら丁々発止の曲だとはいっても、もう少しピアノが遠慮してくれるとよかった。だって、パールマンを聴きに来たんだから。当日、ホール入口に『完売御礼』という赤い札。今まで何度もこのホールに通いましたが、初めて見た光景でした。
 最近、リビングへ、持ち込みました!何かというと、PCです!普通は無線LANにするところでしょうが、多分PC1台しか使わないので、TVに付いていた長いLANケーブルを拝借して活用(双方向なんてほとんど使わないし)、配線をタワー型CDラックと観葉植物で隠し完了。これで、リビングでもPC内の音楽を聴けるし、冬も床暖あるし、ブログの更新もはかどるでしょう(?)。寒いとPCの前に座るのがおっくうになるので。。。と言い訳しつつ、我が家のリビングは、PCのほか、電動マッサージチェアも持ち込み、TVにオーディオに、ゴルフのアプローチ練習の的にと、自分の城状態になってます。あと、ピアノも買いたい・・・(しーっ)
 さて、11月はBS-hiにて0時からMET4夜連続放送があります。本場METのレポはmadkakipさんのところでどうぞ。
☆11月23日(火)歌劇 「トスカ」 (プッチーニ)《出演》・トスカ カリタ・マッティラ ・カヴァラドッシ マルセロ・アルバレス ・スカルピア男爵 ジョージ・ギャグニッザ 《指揮》ジョセフ・コラネリ《演出》リュック・ボンディ 収録:2009年10月10日
☆11月24日(水)歌劇 「アイーダ」 (ヴェルディ)《出演》・アムネリス ドローラ・ザジック ・アイーダ ヴィオレータ・ウルマーナ ・ラダメス ヨハン・ボータ 《指揮》ダニエレ・ガッティ 《演出》ソニヤ・フリゼル 収録:2009年10月24日
☆11月25日(木)歌劇 「トゥーランドット」 (プッチーニ)《出演》・トゥーランドット マリア・グレギーナ ・カラフ マルチェルロ・ジョルダーニ ・リュー マリーナ・ポプラフスカヤ 《指揮》アンドリス・ネルソンス《演出》フランコ・ゼッフィレッリ 収録:2009年11月7日
☆11月26日(金)歌劇 「ホフマン物語」 (オッフェンバック)《出演》・ホフマン ジョセフ・カレヤ ・ミューズ/ニクラウス ケイト・リンジー ・ステラル/アントニア アンナ・ネトレプコ ・オリンピア キャスリーン・キム ・ジュリエッタ エカテリーナ・グバノワ 《指揮》ジェームズ・レヴァイン《演出》バートレット・シェア 収録:2009年12月19日 以上/メトロポリタン歌劇場
 それから、今秋のNHK音楽祭の放送があります。CMWは、聴きに行きました!
☆11月27日(土) 午後10時~
ニコラウス・アーノンクール指揮ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス
ミサ曲 ロ短調 BWV232(バッハ)【出演】(ソプラノ1)ドロテア・レシュマン(ソプラノ2)エリーザベト・フォン・マグヌス(アルト)ベルナルダ・フィンク(テノール)ミヒャエル・シャーデ(バス)フロリアン・ベッシュ(合唱)アルノルト・シェーンベルク合唱団
アンドレ・プレヴィン指揮 NHK交響楽団
1.交響曲 第3番 ヘ長調 作品90 2.交響曲 第4番 ホ短調 作品98(以上/ブラームス)
☆12月4日(土) 午後10時~
ズービン・メータ指揮イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
1.交響曲 第6番 ヘ長調 「田園」2.交響曲 第7番 イ長調(以上/ベートーベン)
パーヴォ・ヤルヴィ指揮ドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団
1.「プロメテウスの創造物」序曲(ベートーベン)2.バイオリン協奏曲 ニ長調(ブラームス)ジャニーヌ・ヤンセン(vl)3.交響曲 第5番 ハ短調(ベートーベン)
ラファウ・ブレハッチ(Pf) 特別コンサート@サントリーホール10/6(水) ショパンの真髄
曲目 ショパン: 2つのポロネーズ op.26 4つのマズルカ op.41 バラード第1番 ト短調 op.23 ピアノ協奏曲第2番 ヘ短調 op.21 指揮:大友直人 演奏:東京交響楽団 encore ワルツ第4番 作品34-3 マズルカ 作品50-2 夜想曲 第20番 遺作

 ショパンイヤーということで、何かひとつショパンのコンサートに行ってみたかったのですが、前回ショパンコンクールに優勝したブレハッチのコンチェルト含む特別コンサートが企画された。プレハッチはその賞歴からも、よく宣伝されていて、一度は聴いてみたいと思い、実際聴いてみるまではどれだけのものかという思いもちょっとあったけど、madokakipさんのところでN.Yのリサイタルが非凡なものだったらしい

ときいて、Liveに行ってみようという気になった。席は背中側の上の方。

 結論から言いますと、とても素敵で感動した。今まで聴いたピアニストの中で、いちばんよかったかもしれません。
 前半は、ソロでショパンのピアノ曲。ショパンの曲は、もし華麗に弾かれたとしたら、気障だなあと思ってしまうイメージがstephにはありますが、わざとらしさなんて全くなく、選曲も、ちょっと暗めの曲で、うじうじ悩んでいそうなショパンでよかった。ペダルを長く使わない方なのか、音が響き過ぎないところもよかった。バラ1は、よかったけど、難しそうな曲だと改めて思った。←この一文、完全に横にそれてます。
 後半のコンチェルト第2番は、さらに輪をかけてよかった。このピアニストは、決して強打しない。とても繊細に音を出すし、fも勢いと速さで作る感じ。オケの音もよく聴いている。第2楽章は、もうサントリーホールに天使が舞い降りてましたよ。
 ショパンのコンチェルトは、ピアノが主役でオケはずっと伸ばしてる(!)感じがあって、他に比べて食指が動かなかったところもあり、実は初めてLiveで聴いたのですが、こんないい曲だったのですね。あんなに素敵なピアノだったら、この曲はこれでいいのだ、と思えてしまった。
 10月末にBS-hiで4時間生放送されたショパン特番の中では(けっこう全部見ちゃったんですけど)、録画で登場し、英雄ポロネーズを弾いていました。TVではなぜか打鍵が強く感じられました。なんか本人の好みの選曲ではない気がしますが。この曲は、番組のリクエスト投票で1位になってました。
 タイトルに、”人には教えたくない名店”と書きましたが、すばらしいというよりも、素敵という言葉が合ってます。ほんとに味のあるピアニストに出会えました。
 それにしても、よくぞここまでのピアニストが、ショパンの国から出てきてくれたよ、と思ってしまいました。ポーランドに親戚がいるわけでも何でもないですが、長いスパンで見たら、これはひとつの事件ではないかな。コンクールのときのプレッシャーも半端ではなかっただろうなー。ポーランドの人にとっては、これからも、期待の人ですね。
 最後に、唐突ですが、ハッチって、デュオやってるんですかね?実は、9月に聴いたセルゲイ・ハチャトゥリアンには、ピアノのいいパートナーが絶対に必要だと常々思っているのですが・・・ハッチとハチャ、繊細な音の持ち主同士、意外に合うんではないかなあ。同じ1985年生まれだし。誰かこのふたりを引き合わせてあげてください
東京都交響楽団第702回定期演奏会@サントリーホール 9/24(金)
シチェドリン:管弦楽のための協奏曲第1番 ハチャトリアン:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 セルゲイ・ハチャトゥリアン(Vn)・・・(アンなのかヤンなのかリャンなのか??) encore コミタス:アプリコット・ツリー (本人から次のような曲紹介あり。「今日はアルメニアの作曲家の曲を演奏しました。続けてアルメニアの曲を演奏します。曲はアプリコット・ツリー。」)
ショスタコーヴィチ:交響曲第1番 ヘ短調 op.10 指揮:アレクサンドル・ドミトリエフ 

 最高でした!!詳しくは後日。

 遅くなりましたが追記です。Sergey KhachatryanのCDは何枚も聴いていて、初めてLiveで聴けるということで、期待のあまり緊張してしまいました。
 代役によるソリスト変更で、よくぞ呼んでくれた(以前来日ツアーでもこの曲を弾いていた)と思いましたが、同郷の作曲家の曲ということで、思い入れも一潮、というより身に染み付いていることでしょう。自身、シベリウスのカップリングでハチャトリアンのコンチェルトをリリースしています。この曲は、I・パールマンのCDも聴きましたが、あまりに美音で明るい演奏なので、なんかロマン派の音楽みたいに聴こえてしまいました。あ、パールマンは大好きなんですけどね。10月にリサイタルにも行っています。一方、S・ハチャトゥリアンの演奏は、第2楽章を中心として民族的な香りが濃く感じられ、私の中ではこの曲の名盤です。
 聴いてみたその第一声は、CDよりずっとずっと繊細な音でした。やっぱり、一音一音が美しいのです。演奏姿はほぼ直立、完璧な音程で、とても繊細なボウイングで天上のような音で淀みなく弾く、と書くとなんかH・ハーンのことみたいですね。第2楽章は、いちばん思い入れが強そうなので、どんなに濃い演奏をするだろうと思ったら、あくまでも繊細なままでした。第3楽章、繰り返し部分の音が上がるフレーズなど、さらりとさりげなく弾くところは、やはり激うま。きれきれです。オケともぴったり合わせて、快速で疾走。
 もしこの音がなかったとしたら、はっきり言って、『未来の巨匠だ!』と言ってしまいそうですが、この音があるために、第一印象は、『ものすごく個性の強いviolinist』というイメージを持ってしまいました。目をつむってきいたら、すごい美人(注:男性です。)を想像してしまいそう。触れてはいけない、みたいな。アンコール曲で、さらに澄んだ繊細な音(フラジオレット?)を聴かせてくれて、これは果たしてviolinなのか?という感じさえしました。席が前から6列目で、舞台に近過ぎて、音が頭の上を行ってしまっているような気がしたので、次は上の方の席で聴いてみたい。
 さて、vodkaさんのところの貴重な情報

です。2012年1月14日(土)東京交響楽団オペラシティ公演で、ベートーヴェンのコンチェルトを弾くそうです!stephにとってこれは一生に一度は聴いておきたい必聴のコンサートです。今からすでに再来年が楽しみです。
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