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ロシア・ナショナル・フィルハーモニー交響楽団ジャパンツアー2009@グリーンホール相模大野
ウラディーミル・スピヴァコフ(指揮)神尾真由子(ヴァイオリン)
チャイコフスキー:幻想序曲「ロメオとジュリエット」 ヴァイオリン協奏曲 交響曲第5番
encore チャイコフスキー:ワルツ、(2曲目不明)、Trepak 2009.6.21(日) 

 Russia(Rは巻き舌で。。)のオケでチャイコフスキーPG。
 ロメオとジュリエットを聴いているうちに、これは第5番は相当期待できるのではと思い始めていて。弦の分厚い響き(第1Vnプルト8?)が哀愁を帯びつつも美しく感動的で、クライマックスでは指揮者が大きく手を広げ、オケが鳴り響いてどこまで広がるのだろうと思うほど。曲を聴いている間に、無性にロシアのオケでオペラを聴きたくなりました。
 優勝記念コンサートをTVでは見ましたが、一度聴いてみたかった神尾真由子のチャイコフスキーのコンチェルト。とくに第一楽章では、冒頭深い音色から入り、ビブラートをきかせて憂いを帯びた音色、会場全体に行き渡るようなつややかな音色と、全く一本調子でなく、より多彩になった音色や表現に面白さがあり。ソリストがオケを引っ張るようなことろもありつつ、オケは全く急がず、それでも息は合っていたようで不思議。伸び盛りの今後もとても楽しみ。
 第5番ですが、やはりロメジュリで感じた弦の分厚い響きと、ホルンはじめ金管の健闘が光りました。トランペットはスタミナ切れしないどころかラストに向けてパワーアップしていった感じも。最終楽章の中盤は、アクセル踏むかとの予想(※)に反して、遅めのテンポを保ち、むしろ次第に減速していったような感さえありました。面白いですね。堂々とした華やかな仕上がり。
 なんとなくオケの和気あいあいとした雰囲気もあったカーテンコール、アンコールもallチャイコフスキーでしたが、Trepakではタンバリンに目と耳を奪われました。構え方からして違ってました!
 ※うちにある第5番のCDはムラヴィンスキーの1961年の録音で、すごく疾走感があるのです。何の因果か職場の先輩が荷物整理しているときに出てきたとかで譲り受けたものです(当時、地方勤務の可能性があったのでそれを予測しての行動です。「これ、いる?」といわれてなぜにチャイコ?と思ったのですが。そのときはマイブームでもなかったし。)。その方は結局地方への異動はなかったものの、その後事情で家業を継ぐことになりUターンしてしまわれました。元気かなー。

コメント

あんまりお国物とかといって、短絡的にもてはやしちゃいけないと思っている私ですが、やはり独特の香りとでもいうか、独特のニュアンスというものには見えない壁があるのかも知れないなぁ、と思う次第です。今朝、たまたま武満徹さんの「ノヴェンバー・ステップス」を聴いたのですが、これはやはり日本人じゃないと演奏できんのでは?と思ってしまったもので・・・。
にしても!やはりスピヴァコフとロシアの優秀オケとくれば、ぶわっとチャイコフスキー全開だったことでしょう、うらやましいです!神尾さんはもう本当に小さい頃(中学生ぐらい?)に読響でパガニーニの協奏曲を弾いたのを聴きましたが、弾くのにいっぱいいっぱいで「まだまだやねぇ」という感じでした。今はきっと成長されて素晴らしい演奏家になられていることでしょう。ぜひ成長ぶりを確認したい演奏家の一人です。
コメントありがとうございます!全開でした~。とくにロメオとジュリエットが。
お国ものの強みは、演奏者が作曲者の言語を分かることかなと想像してます。もし、つぶやくように書かれた旋律の場合、その言語でつぶやく感じというのはあるでしょうし。たとえお国ものでなくても、演奏によってはニュアンスが新鮮だったり、よい方に作用することもあるので面白いですが、本家もやっぱりいいですよね。
神尾さんのviolin、小さい頃からは格段に進歩しているでしょう。ぜひ、旬の演奏を確かめてください!ノヴェンバー・ステップス、ぜひ聴いてみたいと思います。

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