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アパッショナート管弦楽団第5回定演@江戸川区総合文化センター
ウェーバー:歌劇「オベロン」序曲
サン=サーンス:チェロ協奏曲 第1番 Op.33
チャイコフスキー:交響曲 第5番 ホ短調 Op.64

 チェロ協奏曲、デュプレのCDを聴いて行ったばっかりに、印象薄し(そのせいか?)。またまたチャイコ、でも印象が。。。
 コンサートレビューに行き詰まったので、ブックレビューへ移行します!
 茂木大輔著『拍手のルール~秘伝クラシック鑑賞術』中央公論社2008年4月
 オケマンであり、オーボエ奏者であり、指揮者でもある著者の視点から、クラシック鑑賞をもっと楽しくする方法などときおりギャグまじりで語り、とっつきやすい一冊。トピックは拍手の国民性、指揮者式手記、調は曲の血液型など。拍手のタイミングなど、聴き手の気持ちをよくわかっているのだなと感心。
 以下、面白かったので「フライング拍手要注意曲目リスト」を抜粋します(抜粋、大丈夫ですよね)。
 
○すべての教会音楽は要注意
 最後の歌詞は「われらに平安を与えたまえ」という深い祈りになっており、やはり時間(平安)をおいてから拍手すべきである。
○交響曲要注意リスト
ハイドン:ほとんどの交響曲は派手に終わる中で、第45番「告別」は、楽団員が順次退場し、たった2人のviolinistのみで曲を閉じるという究極の弱音で終わる。し~~ん、としてから拍手。
モーツァルト:全曲安全。
ベートーヴェン:「田園」のみ、穏やかに終わる。
シューベルト:「未完成」は、絶対危険演目。全曲にわたって穏やかで瞑想的。終わりも永遠のように清らか。
メンデルスゾーン:第3番「スコットランド」、音量は大きく終わるが、ゆったりと感動的な音楽、大変長い音の終末なので、深くその音を吸い込んでから拍手したい人が多い。フライングするとその気持ちよい深呼吸をジャマするので、生理的不快感になる。
ブラームス:第3番のみ静かに終わる。
チャイコフスキー:第6番「悲愴」は、まず第3楽章でやっちまわないこと、まあ、やっちまったらそれでもいいが、とにかく最後は非常に危険。指揮者振り返るまで待つ。
ドボルジャーク:第8番が派手に終わるので拍手歓迎上等なんだが、実はこの曲の楽譜には、最後の小節が「全員休み」となっていて、音が終わってもまだ楽譜が終わっていないという不思議な曲。第9番、大音量のフィナーレで興奮するが、最後の音は「とても長く」と指示され、管楽器の和音がディミヌエンドしてゆく指示。まるで熱いオペラの幕切れが「死と昇天」のようだ。これ(昇天)を待たずに拍手するのはフライング。直前まで興奮曲想だけにぜひ注意。「笑点」ではいつ拍手してもよい。
ブルックナー:大音量で終わるが、いずれも偉大な終止、という曲想であり、最後の1音の演奏法にこだわる指揮者も多いほど。「駆け込みゴールイン」はない。ホールの天井に最後の残響が消えてからが望ましい。
マーラー:とにかく絶対ヤバイのは第9番。第3楽章の終わりにやっちまうことも多いが、なにより、死ぬように、まさに音楽が死んでく最後は、もう拍手不可能ではないかと思えるほどの悲しさ、暗さだ。
 電気ついてからでも遅くない。3分待ちでも大丈夫。「拍手しないつもり」で丁度いいくらいです。
R・シュトラウス:ほとんどの交響詩が静かに終わるという人であり、危険リストのトップにあげたいほど。名前をみたら要注意だ。拍手オッケーは、「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」くらいしかない。

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