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『MW-ムウ-』 監督:岩本仁志 原作:手塚治虫 キャスト:玉木宏 山田孝之

 TVドラマとの同時公開。少年時代に経験した事件をきっかけに、主人公結城は復讐のため怜悧な犯罪者となっていく。同じ経験をもつ賀来神父は彼を救済しようと苦悩する。
 主人公の姿勢がいい!ので、ダークヒーローも様になる。演技の面では『手紙』でも好演を見せた山田神父もとい賀来神父が頑張っていたと思うのですが、例えば教会でのざんげのシーンでは、賀来神父が途中で「もう来ないでくれ。」と言って出てきてしまい、演出のせいか全く救済できていなかったように感じられ、善と悪の葛藤やサスペンス的な緊迫感が強ければ全体としてもっとインパクトがあったでしょう。
 ダークヒーローの映画としては、『太陽がいっぱい』を思い出しましたが、社会の病理がモンスター・結城を作り出したのだという警鐘の意味では、背景の重みは違いますね。

コメント

はじめまして。
この映画、予告編が完全に間違っていて観客をミスリードしてるんですよね。そもそも賀来神父は「善」ではなく、結城とのセックスに溺れている「偽善=背徳神父」という裏設定があって、それをもっとはっきりと表現したかったのが、スポンサーからのクレームでできず、山田の目などの表情や指先の演技だけで表現せざるを得なくなったことがこの映画を中途半端にしてしまったのです。

このあたりの事情は↓以下の記事をご覧になるとよく分かると思います。参考までに。

シネマトゥデイ (2009-07-03)
禁断のエロチシズム!妖艶な玉木宏と山田孝之が絡む衝撃の1枚
http://www.cinematoday.jp/page/N0018693

週間シネママガジン (2009-07-14)
玉木宏の同性愛描写、事務所はOKしていた
http://cinema-magazine.com/program/blog/?blogid=1865

ちょこアゲENTERTAINMENT MOVIE
『MW-ムウ-』山田孝之 インタビュー
http://www.so-net.ne.jp/carina/entertainment/movie/
はじめまして。なるほどー。映画では、命の恩人だからということが前面に出ていたようでしたが、介抱のシーンではなんとなくあやしげな雰囲気もあり、「俺と一緒に逃げよう。」との発言も一蓮托生過ぎる感じもしました。少し前に見た『グラン・トリノ』では、奥さんの遺言もあってか主人公がちゃんとざんげを受けていたのを思い出しました。

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