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チョン・ミョンフン指揮NHK交響楽団@NHKホール 2011.2.5(土)
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ジュリアン・ラクリン(vl) ベルリオーズ:幻想交響曲

 この顔ぶれ、この曲目、けっこうお客さん入ってた(よね?)。前半のベートーヴェン、やはり予想通り、ラクリンのソロはひとつひとつの旋律を全く同じようには弾かないという丹念なもの。オケを見ながら、息を合わせながらロマンティックに弾く。それでもやはり、この長大かつ繰り返しの多い第1楽章をいかに弾くかというのは、難しそうだなあ。そして、オケは伴奏だけに終始せず、全体を通して短調に変わる場面での語り口や、第2楽章の冒頭など、わわわわと思うほど情感豊か。どちらかというと弦がモノトーンな印象だったのに、いつも聴いてたオケと違う。
 これは期待できるぞと思って聴いた後半ですが、これはですね~。感動した!!
 一言で言ってしまうと簡単なのですが、まず弦の低音はバリバリといった音色で、陰鬱な感じがこの曲にふさわしい。そしてまた短調に変わるときの弦を中心とした旋律が、情感たっぷりで、物寂しい、悲しい気分にさせられた。チェロの硬い音も納得。美しい演奏なんだけど、美しいだけの音だと曲と合わないように感じてしまったNYフィルの演奏とは、全く違っていました。オーケストレーションが巧みな曲というのもありますが、各パートがひとつの旋律に合わさって、やりたいことが明確で、コントロールも効いて、ほぼ隙がない。第一楽章、最終楽章の終わりは、涙がにじむ程。
 指揮者の高名な世の評判はさておいて、体験という意味では、初めて聴いた指揮者でしたが、なんという才能!あの第一楽章のすばらしさといったら・・・!
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