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神尾真由子(Vn)&ミロスラフ・クルティシェフ(Pf)デュオ・リサイタル@サントリーホール11/7(日)
チャイコフスキー:なつかしい土地の思い出 op.42 憂鬱なセレナード ロ短調 op.26 ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第5番 ヘ長調 op.24 「春」 ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番 ニ短調 op.108 encore エルガー:愛の挨拶 op.12 クライスラー:美しきロスマリン チャイコフスキー:ワルツ-スケルツォ

 当初から変更してデュオ・リサイタルになった今回の演奏会。チャイコフスキー国際で各部門最上位入賞同士が組んだわけですが、なかなか成功したのではないでしょうか。
 スタートは、チャイコフスキーから、二人とも、このレパートリーは得意中の得意なのかも。出だしは若干抑え気味に聴こえたviolinも、やはりいつもどおり、蓋全開のピアノに引けを取らない。ピアノも、かなりはっきりと強弱をつけ、ロマンチックな音で存在感を示します。「春」も、かなり浪漫あふれる春でしたが、それでもこの二人にしては抑え目だったかも。
 steph的メインは、後半のブラームスで、第3番の第2楽章をどんなふうに弾いてくれるのか、楽しみでした。第1楽章は、ピアノとviolinが交互に音を奏でるシーンで、これ以上ないくらいかなり強い音を出した思い切った表現で、ここはこうしよう!などと二人で探求して打ち合わせした跡が見えるかのようでした。その後のフレーズもはっきりとした発音で、自分が聴き込んでいるCDは、もっとすんなりさりげない演奏なので、文章に点が付いているかのようにかなり誇張されて聴こえましたが、これはこれで納得。第2楽章は、それに比べてずっとオーソドックスでたおやかな演奏。第4楽章の冒頭の弦の響きは、ピアノとブレンドしてよい響きになっていました。マニアックかもしれませんが、この部分だけはもう少し弦がよく聴こえる方が好み。全体としては、起伏が激しく決して平凡ではないけどかなり作品の本質を伝えてくれる好演。
 アンコールのワルツ・スケルツォは、2回くらい聴いていると思いますが、もう十八番ですね。この曲での弦のつややかさ、華やかさといったらMAXだったのでは。その瞬間、ここがサントリーホールの大ホールだということを忘れそうなくらい、響きに満たされていました。まだ共演回数は少ないのかもしれませんが、度重なっていくうちに、ずっとコンビネーションもよくなるでしょう。 
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