にほんブログ村 クラシックブログへ
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
ガエターノ・ドニゼッティ、歌劇「愛の妙薬」 @新国立劇場 2010.4.23 演出:チェーザレ・リエヴィ 指揮:パオロ・オルミ 出演:アディーナ…タチアナ・リスニック、ネモリーノ…ジョセフ・カレヤ、ベルコーレ…与那城敬、ドゥルカマーラ…ブルーノ・デ・シモーネ、ジャンネッタ…九嶋香奈枝 管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団

 愛の妙薬は、全編にわたって流れるように麗しく、楽しく晴れやかな音楽が登場し、思わず拍子をとってしまいたくなる程(当然、劇場ではしませんが、してる人いた)。この演目が退屈・・・ときくと、不思議なくらい。演出はPOPに現代的で、古典的なのを好むstephには、ありがたみはないのですが、舞台にElisirの巨大文字、トリスタンとイゾルデの巨大本、ネモリーノが赤毛、アディーナが銀髪、ベルコーレが紫の髪、原色を使った衣装と、演劇が好きな人にはうってつけの楽しめる舞台。あやしいのはドゥルカマーラ(髪は緑)のはずなのに、ベルコーレが必要以上にあやしく見えたは、ひょっとすると元のルックスがいいのか? 終演後はじめて2人の日本人歌手を意識したくらい、共に立派な歌唱で好演。演奏は、前奏曲の若干のバラつき、盛り上がっても全く速くならないテンポに、ちょっと心躍らない部分はありつつ。
 なんといっても、今日、その魅力にとりつかれそうになったのは、ネモリーノ役のテノール、カレイヤ。外見的に丸い(!)フォルムも手伝って、ちょっと情けない感じの一途なネモリーノが印象的。美声というよりも、個性的な響き(あえて声とはいいません、リアルに響きという感じ)なのですが、その響きになんとも引き付けられるのです。例えていうなら、丁度セレナードでも聴くような場面で、目をつむって聴いているうちに優美な男性を想像してしまう、ような。少し哀しげな短調のフレーズがぴったりきて、切なさがつのります。ひょっとすると、悲しい役がはまるのでしょうか。これはCDでは分かりにくく、劇場でこそ堪能できる良さでしょう。来年はMETとともに来日公演の予定!!
 アディーナは、予習盤に耳慣れていたせいか、もう少しfが届いてきてほしかった。ブレスをしているのは、遠目からでも随分分かったのですが。舞台で夫婦共演というのは、あまり感心しません。と書いたところで、もう別れていたことが発覚。。。
 この日の席は、4階1列目。手すりが視界の妨げになるので、3列目の方が視界は良いくらい。実はC席よりD席の方がお得かも!
 予習盤は、フランチェスコ・モリナーリ・プラデルリ指揮フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団のCD。オケは豊かに響いて、ジュゼッペ・ディ・ステファノ(t)もさることながら、ヒルデ・ギューデン(s)も美声とは思わないものの高音の伸びが忘れ難い。
スポンサーサイト
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。