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ジョナサン・ノット指揮バンベルク交響楽団@サントリーホール 2009.10.19(月)
ブラームス:悲劇的序曲 ニ短調 op.81 ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.77 クリスティアン・テツラフ(Vn) encore J.S.バッハ:パルティータ第三番よりガボット J.S.バッハ:ソナタハ長調よりアレグロ・アッサイ
ブラームス:交響曲第2番 ニ長調 op.73 encore ブラームス:ハンガリー舞曲第2番、第10番
 
 本日のコンチェルト、ベースは甘い音なのですが、語り口は、非常~に個性的な味付け。演奏が、演奏姿ではなく音じたいが、熱い。ていうか燃焼してた!カデンツァなど一人になると、勢いが止まらないというのか、”速い”ではなく”spead up”か”faster”みたいに加速していく感じ。あまりのたたみかけに、映画『レッド・ヴァイオリン』のようなエロスさえ発散していた瞬間があったような気がした。最終楽章のあたりはもう目をむいて見てしまいました。ハトがまめでっぽうくらったみたいな顔っていうのでしょうか。んー、すごい。それにつけてる指揮者とオケもすごい。オケの弦は、”曲を弾いている”というよりも、”呼吸してる”かのように弾きますね。
 ブラームスに対してバッハのガボットは、とても明るく、やさしい光を投げかけるような演奏で、一方ソナタはまるで現代曲のように聴こえ、やはりとても個性的。
 第2番は、麗しくかつ重厚。指揮者はなにかつぶやいてましたね。うなってたのでしょうか。そして30度くらい前傾してたので、体力あるなーと違う方面に感心。
 ブラームスのコンチェルトの聴き比べは、聴きごたえありました~。第3弾の今回が、いちばんブラームスっぽくなかったけど、それぞれに味があって、忘れがたいです。
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アレクサンドル・メルニコフ(pf) ミニライブ@TOWER RECORD 2009.10.18(日)

 ゴルフの日本オープンのLive中継に後ろ髪を引かれながらも、またもや渋谷に出かけてきました。世界で活躍するピアニストが、CDイベントとはいえ、無料で聴けてしまっていいのかな、ていう気もしたのですが、それでも会場に人があふれることはないのですね。心配無用なのですね。。。
 メルニコフの第一印象、純粋培養された人みたい。ピュアな感じとでもいいましょうか(同じか)。
 オンとオフがはっきりしているというか、プロというか、紹介時やインタビュー時には所在なさげに頼りなさそうにしているのに、piano向かった途端、その曲の世界を創り出す。右手も左手も一音一音が生き生きとして、もっと聴きたいと思わせるピアノでした。曲(ラフマニノフ、フクリャービン)自体は、ものの5分程度でしたし。終わったとたんのぱっとした明るい笑顔が、聴き手の演奏への満足感とともに微笑みを誘う。
 インタヴューでは、飛行機のライセンスを持っているとか、日本の印象は、人々のセンスが良いとか(本当かな?)。
ミニライブ2本@TOWER RECORD 2009.10.11(日)

 気持ちのよい秋晴れの中、渋谷に行ってきました。アルバムなどについてのトークを交えながら、35分程。椅子は6×4列程度しかなく、後ろの方で立ち見も少しありましたが、クラシックのマーケットのサイズって。。。人があふれ返る心配なんて杞憂なのですね(苦笑)。渋谷なのに。。。若そうな年代といえば・・・少年が一人いましたが(しかも親子連れ)、奏者と同じくらいの年齢層のオーディエンスがもう少しいてもよいでしょう。
 まずは鷲見恵理子さんの無伴奏violin、後ろで立ち見だったせいか、どうもレトロな音に聴こえてしまって。。。ふつうのCDショップのフロア内で、天井も低いので、音響的に難があるのかも。
 ~ここで表参道まで散歩、ガラス工房展をみる。~
 そして磯絵里子さん(violin)高橋多佳子さん(pf)のLiveは、エルガーの「愛のあいさつ」、イザイの「子どもの夢」、フランクのソナタから第1、2楽章。TVでリサイタルを見たときの印象どおり、安定感があり、短時間といえども真剣勝負。フランクではインストアイベントということを忘れそうになるくらい音量も上がりホール並みの音みたいになってくるところがソリスト魂(?)。フランクの音は、さらっとした中にも深みのある音で好印象。アルバムにはフランクとルクーのソナタが入っているとのこと。
『私の中のあなた』 原題:My Sister’s Keeper 監督: ニック・カサヴェテス 出演: キャメロン・ディアス/アビゲイル・ブレスリン/アレック・ボールドウィン
 白血病のケイト、闘病の娘を救おうと闘い続ける母(ディアス)、姉のドナーとして生まれた妹アナ(ブレスリン)、父、兄の家族の交わりを描く。勇気とは、闘い続けることなのか、それとも受け入れることなのか。訴訟を起こすところがいかにもアメリカなのですが、ハンカチを手元に用意してなかったのは、後の祭。館内そこかしこに、鼻をかむ音。そういえば、ブレスリン、どこかで見たことあると思ったら、ゼタ=ジョーンズ主演の『幸せのレシピ』(2007年)に出演していたお子さまでした。あんまり大きくなってなくて、まだ可憐な子役のまま。
ウィーン・ヴィルトゥオーゼン@サントリーホール 2009.10.12(月・祝)
①W.A.モーツァルト:フルートと管弦楽のためのアンダンテ ハ長調 K.315 フルート;ウォルター・アウアー ②W.A.モーツァルト:交響曲 第29番 イ長調 K.201 
③R.シュトラウス/ハーゼネール編:もうひとりのティル・オレインシュピーゲル(交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」より)
④ビゼー/ボルヌ:カルメンファンタジー フルート;ウォルター・アウアー 
⑤ヴェルディ/バッシ:リゴレットファンタジー クラリネット;エルンスト・オッテンザマー
⑥R.シュトラウス/プシポダ:ばらの騎士ワルツ violin:フォルクハルト・シュトイデ
⑦J.シュトラウス:アンネンポルカ/ウィーン気質 encore ブラームス:ハンガリー舞曲第1番 ト短調 J.シュトラウスⅡ:トリッチ・トラッチ・ポルカ op.214

 春に聴いた”ウィーン・フィルメンバーとその仲間たち”がよかったので、行くことにした演奏会。
 総勢11人で、①④⑤⑥ではメンバーの一人がソリストを務めます。金管はホルンのみですが、この小編成でホルンを吹くというのは相当難しいのではないかと想像してみる(だって小さい音出さなきゃいけないんですよね)。
 ②の交響曲は、小編成ながらしっかりと聴かせるところは流石。ひとりひとりの奏者の力量の成せる業なのでしょうが、逆にここまでやらないとモーツァルトはだめなのかなーなどと漠然と考える。さらに技術の高さを感じさせられてしまったのは③で、たった5人でティルの編曲を演奏。オケで交響詩を聴く方が一般的かもしれませんが、物足りなさなんかなく存分にティル跳び回る。技術がなければめためたになってしまいそう。クラリネット、リーダーでもありますが、当然ながら上手。⑤のソロもめちゃ上手で、会場を支配していました。それに、遠めで見てもダンディです!(そこ?)⑥ソロのシュトイデを聴くのは2回目にして、その通る音にやっぱり少し目を見張る。リスクを恐れないところがよい。シュトラウスは十八番なのでしょうが、 アンコールでよかったのはブラームス。例えて言うなら、”B・ピットは二枚目の役より『セブン』のようなハードな役が断然いい”みたいな(ピットでなくてもブルームでも誰でもいいのですが)。
ウィーン・ヴィルトゥオーゼン~名曲の散歩道

アラン・ギルバート指揮ニューヨーク・フィルハーモニック 2009.10.9(金)
ブラームス :ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.77 フランク・ペーター・ツィンマーマン(Vn) encore J.S.バッハ:無伴奏ソナタ第3番BWV1005よりラルゴ
ベルリオーズ:幻想交響曲 op.14 encore ワーグナー:オペラ『ローエングリン』第3幕への前奏曲 ブラームス:ハンガリー舞曲第6番 ニ長調

 ツィンマーマンのブラームス、味わい深いボウイングに、熱い弾きっぷり(フットワークに特徴があるから真似できそう)。強弱、アクセントなどをこうしようという自分の頭の中のスコアが全てそのまま実現されているかのようで、かつ熱いハートの持ち主ということが伝わってきました。まるで歌っているかのよう。やっぱりviolinistは歌手に似ている。室内楽にも取り組む効果も出ているのでしょうか。上に上がる2音を聴いただけでも、いかにもブラームスらしい。ブラヴォー。聴きにきてほんとによかった!!会場が比較的静かだったけど、もっとブラヴォーかかってもいいと思いました。もっと再三来日してほしいし、次の来日Liveにもぜひ馳せ参じたい!
 幻想の方は、”恋人にふられた若者が阿片を飲んで奇怪な夢を見る”みたいなストーリーをN.Yという大都市のオケが演奏するだけに、”(ビル)風が吹きすさぶような寂しい感じや病魔のような異様なものを感じさせたりして・・・”などと勝手に想像しましたが、意外にやさしい音でした。狂気とか、鬼気迫るまでの感じはあまりなく、アクの強さ(?)でいえば前半のソリストの方があったくらい。木管、金管は、お上手でした。アンコール1曲目は、ワーグナーの方が得意なのか?というくらい立派。
 それにしても、ソリストってすごい。この日もP席でしたが、指揮者よりソリストばっかり見てしまった。引き付けられるものがある。聴き比べに関しては、9/14の第1弾がよく聴こえなかったこともあって、比べようがない・・・としておきます。ちなみに最後の曲は、同じハンガリー舞曲第6番でした。こちらの楽しさは第1弾の方があったかな~。
東京交響楽団定期演奏会@サントリーホール 2009.9.26(土) 
指揮:秋山和慶 ピアノ:小山実稚恵 シューマン:ピアノ協奏曲 イ短調 作品54 encore 『子供の情景』より「トロイメライ」 ラフマニノフ:交響曲 第2番 ホ短調 作品27 コンサートマスター:大谷康子

 シューマンのコンチェルトで、日本を代表するピアニストを聴く機会がやっと巡って来た!丁寧に仕上げたロマンあふれる演奏も、P席はピアノコンチェルトを聴くには不向きなのかと思う今日この頃。ふたが空いている方でないから聴こえ方が違うのでしょうか。木管とピアノの対話をもっとよく聴きたかった。
 コンサート中に眠くなるというのをよくききますが、自分の場合は、”次これくる!”などと脳内が忙しいせいか、ほとんど眠くならないのですが、この日は開演前にひどく眠く。メインのラフマニノフは、品良く舞う指揮者の左手から細かい指示が飛び、発音よく歌うオケ、開放感あふれる快演に、眠気も吹っ飛ぶ。この日のためランニング中に(ずんずん進む感じがけっこう合うのです)聴いていたゲルギエフ盤では、第4楽章の遠心力がききながらも吹っ飛ばないようなラスト(我ながらすごい表現だ)をすごく気に入っていましたが、Liveではクラリネットの哀愁を帯びた旋律を奏でる第3楽章で、ラストの響きがゆっくりと静かに消え行くさまは、何ものにも替えがたい瞬間でした。
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