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『スラムドッグ$ミリオネア』 監督:ダニー・ボイル 出演:デブ・パテル、フリーダ・ピント、マドゥル・ミッタル

 雨の中、みに行ってきました。面白かったです。インドのスラム出身の青年の過酷な半生を疾走感ある演出で描くヒューマン・ドラマ。ラストまで見なくとも筋はだいたい分かってしまいましたが、キャストがまあまあ合っていたような印象。主人公のひたむきさが伝わってきましたが、(この先やや辛口です)成長したヒロインのラティカは、なんも努力してないじゃん!というのと、個性のない美人キャラだったせいか、あの富豪らしき悪党がどうしてそこまでラティカに執着するのか?と思ってしまった。それにしてもインドの政情やスラムの劣悪さが印象に残りました。
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『ストレンジャーズ 戦慄の訪問者』
監督・脚本: ブライアン・ベルティーノ 出演:リブ・タイラー スコット・スピードマン 

 年々想像力が豊かになったせいか、涙もろくなったとは思っていたのですが、スリラーもだめになっていたとは!久々にスリラーを観てきました。
 年140万件の暴力事件が起きているとの前ふりがあり、実話らしいニュアンスを醸し出しながら、始まってまもなく、すぐ帰りたくなったのですね。プロポーズを断られてカップルが最初から気まずーい雰囲気になり、何かが起きる、まだ起きないみたいな感じで。設定の効果でしょうか。途中、わけもなく大きな音がしたり、目の前に突然ストレンジャーが現れたり、子供だましの脅かしはやめてほしいよと思いながらも、リブの置かれている孤立無援状況が怖くて。スピードマンがほんのちょっとだけカプソン兄似だったことが、せめてもの救いでしたが、それも救いにならなくなるくらい、なんか画面を直視できなくなりました。あ~、怖かった。仮面が出てくるとなんだか興ざめだったのですが、そんなことやストーリーの細かいことは気にせず怖さに浸れれば充分楽しめるでしょう。
パイオニア交響楽団 第19回定期演奏会@杉並公会堂大ホール 指揮:黒岩英臣
チャイコフスキー:イタリア奇想曲 モーツァルト:交響曲第39番 シューマン:交響曲第1番「春」
 例によって招待券をいただき、定演に行ってきました。木管、金管がかなり練習されている印象でした。と、さらっと書きましたが、アマオケではめったにないことです。びひゃーっていわないのですから。
 前半もだいぶたっぷりと聴かせていましたが、後半のシューマンは、一層深く重く、要所要所を締めるにとどまらず、曲全体を通して流れができている感じを受けました。シューマンは、やはり情感をのせやすいのでしょうか。晴れやかというよりなんとなく重力を感じさせる春でしたが、個人的には第一楽章のアレグロのはじけたviolinパートがきければO.Kという訳の分からない一定の線をクリアしました。Thank you!
4/17(金)ベッリーニ:『夢遊病の娘』@METライブビューイング
アミーナ:ナタリー・デセイ エルヴィーノ:ファン・ディエゴ・フローレス ロドルフォ:ミケーレ・ペルトゥージ リーザ:ジェニファー・ブラック テレーザ:ジェーン・バネル
指揮 : エヴェリーノ・ピド 演出 : メアリー・ジマーマン 収録:2009年3月21日 メトロポリタン歌劇場

 予想以上にJ・D・フローレスの歌唱はすごかったです。すばらしいを通り越してすごかったです。デセイが前半、出だしなど万全の調子ではなかったのかなというのと、音響の面で、映像だからこそ、歌手の音声が拾えているのかなというのもあったのですが、JDFの声の響きは、合唱の中でもくっきり。打率かなり高い(好不調の波があまりない)のでは。
 舞台は、N.Yでリハーサル中に起きる劇中劇という分かったような分からないような設定で、最初皆の登場シーンなど、靴やヒールの音が目立って歌にかぶるので、スイスの村を舞台にかかれた曲であって、そういうシチュエーションではないでしょうよと、とっかかりとしてはよくなかったですが、現地で評判がよくなさそうだった第1幕ラストの混乱の場面で皆が紙びりびり破るシーン(ちょっと大騒ぎし過ぎ?)も、歌手の音声がよくとれていたのでそんなに気にならず、第2幕で夢遊病のアミーナの床の板がオケの上に張り出してきて歌うシーンも、夢遊病でひとりの世界に行ってしまったのかなと思えばそんなに不自然には感じずにみれました。ただ、全体を通してフローレスやデセイのソロの間にも、床がみしみしゆうのは、ちょっと気になりました。
 それでも歌がよければ演出はあまり気にならなくなってきてしまうのですが、第1幕での指輪をあげるシーン、嫉妬するシーン、第2幕で不実な君だけどまだ想っていると歌うシーンなど、細かい音もスローパートも美しく、おまけに歌詞も美しく、思いっ切り感情移入しました。
 初のライブビューイング&東劇でしたが、チケットが映画より高価なので、グレードアップされてるのかと思ったら、音響に関しては、たいしたことはなく、先日『マンマ・ミーア!』を観たシネマミラノの方がよいくらいでした。声量でおすタイプではないと思われるJDFの歌唱がそのようなテノールに錯覚されるとは”?”でした。現地で聴いたら、何倍もすばらしいのでしょう。
 ちなみに、音響がとくに良いと思った映画館は、六本木ヒルズのプレミアムスクリーンで、音がいい上に、前からだけでなく、左右(後ろ?)からも聞こえてくる感じで、全席サイドテーブルがありリクライニングでした。チケット代は2千円代だったかと。
幸運な現地鑑賞のMadokakipさんのレポはこちら。
LA SONNAMBULA (Sat Mtn, Mar 21, 2009)

印田 千裕(vl)山形 明朗(p) ~日本女性作曲家の歩み~
幸田 延:ヴァイオリン・ソナタ 第1番、第2番 松島 つね:ヴァイオリン小品集よりプレリュード、ファンタジア 外山 道子:日本民謡による組曲「子守歌」「追分」「籾引歌」 吉田 隆子:お百度詣

 リリースされたCDの収録曲を聴くことができました。黎明期のviolin作品ばかりで、幸田延のviolinソナタが日本人による初めてのソナタ形式器楽曲らしいですが、簡素な構成ながらも、美しくスマートな旋律。プレリュードやファンタジアもなかなかに素敵な曲で、リラックスしながら聴けるような気がしました。手元にあってもいい1枚かも。
演奏:ウィーン国立歌劇場、ウィーン・フィルのメンバーとその仲間たち@東京オペラシティ 2009.4.11(土)
前奏曲「イントラーダ」
ハイドン:協奏交響曲 変ロ長調 Hob.I-105 オーボエ/クレメンス・ホラーク、ファゴット/シュテパン・トゥルノフスキー、ヴァイオリン/フォルクハルト・シュトイデ、チェロ/フリードリッヒ・ドレシャル
ハイドン:トランペット協奏曲 変ホ長調 Hob.VIIe-1 トランペット/ハンス・ペーター・シュー
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 第1番 ハ長調 Op.15 ピアノ/児玉 桃
ベートーヴェン:交響曲 第1番 ハ長調 Op.21 encore J・シュトラウス ポルカ「観光列車」

 めったにないことですが、うちの車のオーナー向けにクラシックコンサートの招待があり、行ってきました。ウィーン国立歌劇場とウィーン・フィルのメンバー中心とはいえ、正直いってあまり期待していなかったのですが、甘かったです。~~~~~~上手かったです。本当にびっくりしました。
 まず、ハイドンの協奏交響曲、合奏精度はもちろん、4人のソリストたちが上手いのなんの、とくにシュトイデ、高音がなんかツルツルしてました。同じviolinで、どうしてあんな音が出るのでしょう。好みの美音です。席は1F3列目中央よりでしたが、目を見開いてソリストを直視してしまいました。さすが、ウィーン・フィルのコンマスだけありますね。よく考えたら上手いのは当然なのですが、考えるのと実際聴くのとでは全く違うのですね。近くで見たら弓の置き方もデリケートで、感服しました(置いた後はチェロの弓がすごい音がしてましたが)。続くトランペット協奏曲、これもソリスト完璧な制音と音量で、本人もオケも満足そうな笑顔。そして期待が高まる後半はベートーヴェン、ピアノ協奏曲第1番ですが、児玉桃(初鑑賞です)とオケの息もぴったり、タッチも美しく、申し分のない演奏。
 そしていよいよ交響曲第1番、先週毎朝毎晩、通勤途中に聴いていた曲です。これは幸福の極みでした~。若干スローなテンポで始まり、後半に行くにつれて上げていきますが、弦がよく弾くことといったら、爽快なくらいです。管ももちろん上手いのですが、どうも席が前過ぎてあまり視界に入らなくて様子は見えず。でも第3楽章の木管→弦のパートは、幸せ過ぎてうるっとするくらいでした。第4楽章は、ロンド♪ロンド♪第2violinが強力で、存在感大きい!今日は古典派を楽しもう、などと悠長に構えていた自分でしたが、精神的ボルテージはたいへんなことになっておりました。
 余談ですが、楽章間に毎回拍手が起きたのは、演奏者の方はどう感じるかとちょっと心配してしまいました。車じたいは、V6-3.5Lですが、高速走ると燃費10km超えるし、性能は日本車がいちばん、と感心しています。
4/10(金)平野 玲音(vc)長尾 洋史(p)
ブラームス/ピアッティ編曲:ハンガリー舞曲集 第13番 ニ長調 第19番 ロ短調
ドヴォルザーク:ロンド ト短調 作品94
フックス:チェロ・ソナタ 第1番 ヘ長調 作品29 encore ユーモレスク

 Liveの公演日はときとして、どうしてまたその日なの、とゆうくらい集中してしまうことがあります。7月のある週末、これは行く!と決めた演奏会があり、その後もうひとつこれも行く!というのが見つかり、次の日だったのでセーフと思い、2日連続で行くことにしていたところ、先日今度はJ-POPアーティストの公演が決定し、これははしごするしかないか?!という、迷える子羊状態。トリプルショックです。2日で3公演か・・・
 さて、この日のPGは、ハンガリー舞曲でも演奏機会が少なそうな#13と#19、やっぱどぼるじゃーくは鮮やかだなと思わせるロンド、それにフックスのソナタは、先日自身が演奏したのが本邦初公開なくらい日本でもウィーンでも演奏されていない曲とのこと。なかなか旋律もスマートで魅力的な曲でした。これらの曲は、今秋にウィーンのブラームスとその仲間たちをテーマに収録するCDにもほぼ入れる予定とのことです。
4/4(土)寺内詩織(vl)島留美(p)
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番 イ長調 K.219「トルコ風」より 第2楽章
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番 ニ短調 作品108
シベリウス:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 作品47
encore バッハ:パルティータ第2番からサラバンド

 好きな曲が並んだPG(課題として取り組んでいる曲とのこと)、violin協奏曲はviolinとピアノでということで、どんな演奏をするのか楽しみでした。1曲目はソナタみたいに聴こえるな、という感じでしたが、シベリウスは全曲通してだったので、圧巻でした。でも、ピアノは楽器の王様といえども、やっぱオケにはかなわないですね。オケとの協奏曲も聴いてみたくなりました。6月にブルガリア国立ソフィアフィルの定演で協奏曲を演奏予定とのこと。
 ブラームスのソナタ第3番は、名曲なのでそれ相応以上の演奏を期待してしまいますが、この名曲を素直に表現しようとしている感じが伝わってきて、すごく満足でした。
 今年の春で大学2年生の寺内さんは、曲に忠実に素直に表現しようとする姿勢が何ものにも替えがたい美点と感じました。シベリウスの細かいパッセージや、ソナタでの弓の返しなど、技術的な研鑽により、これからもっと伸びるような気がしました。最後のあいさつの「これからも応援よろしくお願いします。」が、なんかスポーツ選手みたいで面白かった。
3/29(日)鳥山明日香(p)
プーランク:15の即興曲より 第3番 ロ短調 第15番 ハ短調<エディット・ピアフを讃えて>
ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ、ドビュッシー:喜びの島、ブラームス:6つの小品 作品118より第2番 間奏曲 イ長調、第5番 ロマンス ヘ長調、ヒナステラ:アルゼンチン舞曲集
encore ショパン:ノクターンから

 クラシック音楽は、楽譜があって、演奏家の解釈で演奏されるので、テンポ、強弱、ときには楽器編成などで違いが出ますが、究極的には好みの問題ともいえるかもしれません。
 さて、steph的好みの演奏の条件は、最近はこんな感じです。
1美音
 美音をたいへん好みます。ときに音楽性を犠牲にしてでも、例えば厳しい音が欲しいときでもどうやっても美音になってしまう、というのでもわりと許容できる方です。美しい女優は、役でぼろを着ても美しいっていいますしね(ちょっと違う?)。
2鋭い
 鋭い演奏を好みます。切れがあったり、意外性があったり、感銘を受けたとき。
3曲を気に入ること
 演奏を聴いた後、その曲を好きなっているか、または改めてそう思えれば、好みの演奏。

 1~3のいずれかに当てはまると、揚々とお気に入りを見つけることがありますが、この日は、アンテナが絶不調だったのか、喜びの島は、愛の喜びに満ちていたのではなかったか?ロマンスは、もっとロマンティックではなかったかと頭の中が混沌。テンポ、曲想、残響等、自分が思っていたのと違っていたこともあり、テンポが遅い部分など、音を旋律として聴くのが難しく。。このプログラムは、最後のヒナステラを除いてゆっくりめの曲が多いので、聴かせるのも難しいのではないでしょうか。
 印象に残ったトーク:「フランスで習っていた先生から、亡き王女のためのパヴァーヌのピアニッシモは、ケーキをなでるようでなはく、ケーキを押しつぶすくらいの打感の強いピアニッシモで弾くよう注意され、練習したが、今でもすごく難しい。」肝心のピアニシモは、やっぱり難しかった。。。
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